働くお母さんにとって、心強い味方の保育園。入園する時は、子どももお母さんも、緊張と不安で押しつぶされちゃいそうになりますよね。

いざ入園して慣らし保育が始まると、預ける時に大泣き、家に帰ると癇癪、やっと寝たと思ったら夜泣きが・・・仕事どころじゃなくなってしまって困っているお母さんも多いのではないでしょうか。

心配しなくて大丈夫! 遅かれ早かれ、みんな、必ず通る道です。子どももお母さんも成長するための、第一歩です。

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保育園に入園してからの夜泣きはいつまで続くの?

保育園に行き始めてから、夜泣きが始まる子は、たくさんいます。

入園時の慣らし保育の間だけ、1か月、3か月、半年・・・夜泣きがなくなるまでにかかる時間は子供1人1人によって違います。

まったく夜泣きをしない子もいれば、入園時は大丈夫だったのに、クラス替えや先生が変わった途端に、夜泣きが始まる子もいるので、いつまで続くのか、いつ始まるのかは、誰にも予測がつかないものです。


今年、小学生になった4番目の娘が、7月になっても、ご飯を食べる頃になると癇癪を起こして大泣き、さすがに夜泣きはしませんが、いつも寝言で「それだめ~!」「待って~!」「○○もする!」と、うなされながら叫んでいます。

保育園入園2歳の時には、私と離れるのも大変、3か月間、夜泣きが続き、なかなか慣れなくて、半年間、保育園で一言も話さずに問題になったくらいです。でも半年たった頃には先生にも慣れお友達もでき、保育園では楽しく生活できるようにまでなりました。

しかし、毎年4月になるとクラスは変わらなくても先生が変わり、また夜泣きが始まります。毎年4~5月は「この時期が来たか~・・・」という感じです。


特に、入園時には「保育園に慣れる時が来るんだろうか」「夜泣きしないで寝れる時が来るんだろうか」「このままでは、身体を壊すんじゃないか」なんて、心配と不安ばかりで、お母さんが下ばかり向いてませんか?

いきなりお母さんと離れるんですから、泣くのは当たり前です。

いつまで続くのかを考えるよりも、今現在、子どもとどう向き合って仕事と家事と育児をどう両立するかを考えましょう。お互いに成長するいい機会だと思って、しっかりと子どもと向き合いましょう。

意外と多い保育園からの夜泣きの原因は?対策法は?

保育園に入園すると、生活環境の全てのリズムが変わり精神的にも疲れが出て、不安定になりがちです。また、初めての集団生活にストレスを感じたり、新しい経験ばかりで、家に帰ってきても、脳の興奮が収まらない場合も少なくありません。

こういった変化に伴い、それまで夜泣きしたことない子が、保育園に行き始めた途端「夜泣きして止まらない」「寝る時にぐずる」「癇癪を起す」というのは、よくある話です。

大人でも、新しい環境に初めて行く前日や、心配事がある時などは、なかなか寝付けないなんてことありますよね。

大人だってそうなんですから、子どもならなおさらです。まして、今までお母さんと一緒に家で過ごしていた子が、いきなり全く知らない集団の中に、1人置いて行かれるのですから、夜泣きしたくなる気持ち、お母さんがわかってあげましょうね。

原因はなんとなくわかるけど「対策法、教えて!」というお母さん、多いですよね。

家事の手抜きで子供といる時間を多く取って対策しよう!

夜泣きは、保育園に慣れるために必要な第一歩です。

いろいろな対策法がありますが、まず1番大切なのは、家事の手抜きです。おかずをスーパーのお惣菜にするのもいいでしょう。夜泣きが酷い間だけ、レトルトや冷凍食品の力を借りるのもひとつです。

うちの場合、夜泣きの時期や忙しい時期は、丼物と麺類率が上がります。おかずを作る時短になるのにプラスして、食べ終わるのが早いので、全て終わるのが早くなります。


「お惣菜か~しかもレトルトや冷凍食品なんて使いたくない」と思うお母さんもいますよね。体のことを考えると、出来ることなら使いたくない気持ち、よくわかります。

お惣菜のとんかつを使ってカツ丼にしたり、冷凍の唐揚げを使って野菜を加えた甘辛煮を作ったり、千切りキャベツを買って、レトルト食品の添え物にするなど、お惣菜やレトルト食品、冷凍食品を上手に使って、一工夫するだけで、罪悪感が少しだけ紛れますよ。

子どもが慣れない保育園生活を頑張っている今、子どもの傍にいることが、1番大切です。

家事は、休みの日にまとめてするようにして、出来る範囲で大丈夫です。仕事の日にもきちんとするのは、子どもが保育園に慣れて、夜泣きをしなくなってからでも遅くはありません。

夜泣きの対策法

いくつか、わが家でした夜泣き対策法を紹介します。

完全に起こす

夜泣きをする時は、たいてい半分は起き、半分は寝ている状態です。

頭が興奮していたり、怖い夢を見ていたりする場合もあるので、無理に寝かせようとしても、興奮したままや、怖い夢の影響が残っていると、ぐっすり眠ることはできません。

何かしらの方法で、完全に起こしちゃいましょう。起こした後は、本人にどうしたいのかを聞いて、飲み物をあげたり、朝食に影響のない程度におやつをあげたり、DVDを観せるのもひとつの方法です。

どんなに泣いても、夜中ですから子どもは眠たいものです。無理に寝せようとしなければ、逆に、落ち着いて寝ることが多いです。


うちは、夜泣きが始まったら、抱っこしてリビングに連れて行きます。抱っこを嫌がる時は、自分で歩かせたり、それも嫌がったら、無理矢理、抱っこしてリビングに連れて行き、とにかく完全に目を覚まさせることを徹底しました。

そのまま、朝までリビングで寝るというのが主流で、ソファーだと寝返りが打てないので、リビングに昼寝布団を用意しました。

寝る前の絵本

親子のスキンシップも含めて、寝る前に絵本を読むのは、かなり効果的です。

一緒に絵本を選んで、子どもの問いかけに答えながら絵本を読むだけで、1日起こった出来事がリセットされて、寝つきがよくなります。

そして、できることなら、お母さんも一緒に寝ちゃいましょう。

あれもこれも気になって寝れないお母さんもいるかと思いますが、お母さんの体力と精神力が問われる時です。寝つきがよくても、夜泣きで起きなくちゃいけない時間が来るのですから、それに備えて、心身共にお母さんもリセットすることが大切です。

私は上3人の時、3人分なので3冊絵本を読んでいましたが、3冊目の途中で私が寝ちゃって、3番目の夜泣きで目が覚めると、電気をつけっぱなしなんてことも・・・

早寝早起き

言わずと知れた健康法のひとつですね。

特に、保育園に行くようになると、早寝早起きは、必須条件ともいえます・・・が、働くお母さんにとって早起きはできても、なかなか早寝って難しいですよね。あれもこれもしたいのに、癇癪ばかり起こして、子どもは言うこと聞いてくれなくて、ついつい・・・

9時までに布団に入るのが理想なのは、ご存知のお母さん多いと思います。

夜泣きで起きる分も考えると、早ければ早いに越したことはありません。しかし、いきなり早くしようとしても無理なので、5分でも早く布団に入れるように工夫して、少しずつ早くしていきましょう。

保育園に疲れて、ご飯を食べる前に寝てしまう場合もあるかと思います。そんな場合は、そのまま寝かせてしまうと、夜中に空腹で目覚めてしまいます。30分ほど寝かせてから起こすと、意外とスッキリして気分よくなる場合もありますよ。

 

抱っこし続ける

子どもが抱っこして欲しい時は、抱っこし続けるのが1番です。

あれもこれもしたい気持ちは捨てて、とにかくめいっぱい抱っこして、子どもの気持ちを落ち着かせるのが最優先です。抱っこしている間に、その日あったことを聞いたり、一緒におもちゃで遊んだりするのもいいですよね。

その子その子によって、抱っこで落ち着く時間に違いはあると思いますが、保育園に慣れるまでは、お母さんも辛抱の時です。

イライラする気持ち、とてもよくわかりますが、そこは我慢して、子どもとのスキンシップを大切にしましょう。とはいえ、わかっていても、なかなか難しいんですよね・・・
 

車で走る

子どもは車に乗ると、寝ること多いですよね。降ろしても起きない子なら効果的で、一般的によく使われている対策のひとつです。

うちの場合は、何度かやってみたことがありますが、効果はなく、ひたすら泣き続けるか、寝てくれても降ろす時に起きて、一からやり直しでした。

保育園入園時から続く夜泣き体験談

うちは、専業主婦の時に、上2人を預けて、商品を作る内職を始めました。上2人は、慣らし保育の時に少々ぐずりましたが、すぐに慣れてくれて、本当に楽でした。

上2人を保育園に連れて行くと、3番目は「私も」と言わんばかりに、ハイハイをしながら逃げるようになりました。その頃、引越など環境にも変化があり、働かなければいけない状況で、フルタイムのパートがみつかり、1歳になったのと同時に、保育園に入園しました。

ところが!いざ、入園すると、5人いる担任の代表先生1人にしか慣れず、ご飯、おやつなどの時も膝の上、昼寝の時もずっとおんぶを1人の先生がしてくれていたようです。先生も大変だったことでしょう。

家でも、癇癪に夜泣き、それはそれはすごくて、みなさんのご想像通りです。



どうしても、働かなければいけない状況だったので、仕方がないとはいえ、子どもにも先生にも申し訳なく思う気持ちと、癇癪や夜泣きの毎日で、疲れがピークの中で仕事をしていると、仕事にも身が入らず、時間を減らしてもらいました。

しかし、追い打ちをかけるように、会社に38℃以上の熱があると、週に2、3度は電話が来るようになり、会社に迷惑がかかってしまうので、4か月で退職して内職に戻りました。

その後、引越し先の近くにある保育園に転園しましたが、最初の保育園では、半年間、担任の代表先生1人にしか懐くことはなく、癇癪や夜泣きがなくなることもありませんでした。

保育園に「行き続ける」「転園する」「やめる」どれも正しい選択

どうしても保育園に慣れずに夜泣きが続く子は、たくさんいます。その時、どうすれば保育園に慣れることができるのだろうと考えるのは、大切なことです。

「試練だからしょうがない」「逃げ癖がつくから」と、そのまま通うのは、もちろん間違いではありません。いろいろあっても、4番目は、保育園が大好きでした。

ただ、どうしても保育園に慣れることができず、家でも、癇癪や夜泣きがずっと続く場合、専業主婦のお母さんであれば、保育園に通わせなくても、一時保育や託児所などを利用すれば集団生活を子どもに体験させることができますし、働くお母さんであれば他の保育園への転園希望を出しておくのも、ひとつの方法です。

3番目が、最初の保育園に何かを感じていたのか、生理的に合っていなかっただけなのかは、わかりません。半年間、1人の先生にしか懐かずに癇癪と夜泣きを続けた3番目が、転園後、初日から癇癪も夜泣きもなく、3か月でバイバイできたんですから、本当に最初の保育園が嫌だったんでしょう。




もちろん、私の精神的なものが反映していた部分もあるでしょう。

子どもが慣れない状態が続くと、お母さんも保育園に対し不信感や不安感が募ってしまう気持ち、よくわかります。私も評判とは裏腹に「何かあるのでは?」と感じました。

お母さんが感じた想いは、子どもが小さければ小さいほど、大きく反映します。そして、こどもはさらに保育園を嫌がり、さらにお母さんは・・・。

悪循環の繰返しになってしまうようであれば、ひとつの選択肢として「転園する」「保育園をやめる」は、決して間違いではないんです。言ってみれば、ひとつの賭けなんです。

3番目の場合は、うまくいきましたが、転園することで、さらに酷くなってしまう場合もあります。

先生と話をして、いろいろな人の意見を聞いたうえで、誰かに言われたからではなく、子供のために何が1番いいのか、お母さんが最善だと思う選択をすることが、正しい道なのではないでしょうか。

まとめ

保育園入園後の夜泣きはいつまで続くかは誰にも予測不可能です。

お母さんも大変ですが、子どもも精一杯がんばっています。無理に寝かせるのではなく、いろいろと対策を取りながら、優しく見守ってあげましょう。

大丈夫、いつか夜泣きしなくなる時がきます。一生、夜泣きが続くわけではありませんから・・・