赤ちゃんのうつぶせ寝は危険だという認識がありませんか?
突然死、窒息、こんな恐ろしいことが起こる可能性があると言われていますよね。
しかし、気が付くと赤ちゃんはうつぶせ寝で寝ていることがよくあります。今回は赤ちゃんのうつぶせ寝についてまとめてみましたので、みてみましょう。
赤ちゃんのうつぶせ寝はいつまで注意すべき?いつからしても良いの?
うつぶせ寝を特に注意すべき時期は生後間もなくから最低1歳ごろを過ぎるまでです。赤ちゃんが寝ている間にうつぶせ寝になっていないかこまめにチェックしてあげてくださいね。
うつぶせ寝にはこんな危険が
赤ちゃんのうつぶせ寝はどうして危険なのか再確認してみましょう。
うつ伏せ寝で最も注意しなければいけないのは、命を落としてしまう危険性です。では、うつぶせ寝をすることによってどんな危険が生じるのでしょうか?
「SIDS:乳幼児突然死症候群」による赤ちゃんの突然死
赤ちゃんの突然死を「SIDS:乳幼児突然死症候群」と言います。ある日突然寝ている間に亡くなっていたという恐ろしい症状です。この突然死のリスクに関係しているのがうつぶせ寝なのです。
けれども、うつぶせ寝をしたから必ず突然死を引き起こすという事ではありません。リスクを高めてしまうということではありますが、可能性が少しでもあるならば避けたいところですよね。
布団や毛布で口や鼻を塞がれ窒息する
赤ちゃんがうつぶせ寝をすることで窒息をしてしまう危険もあります。
パパやママが普段何気なく使っているお布団やクッション、タオルなども危険なアイテムとなってしまいます。特に羽毛布団や毛布は特に危険です。うつぶせ寝をしたときに顔を埋めてしまう形になるため窒息の危険が高くなります。
そんなもので窒息してしまうの?!と思いますよね。私たちがまさかと思うもので赤ちゃんは窒息してしまうのです。
うつぶせ寝をさせても安心な時期はいつごろ?
赤ちゃんにうつぶせ寝をさせたくない1つ目の理由は、先ほどもご紹介した突然死を避けるためですよね。この突然死は産まれて間もなくから生後6カ月までの子供に多く起きる症状です。
そして、2つ目の理由である窒息の危険は寝返り&寝返り返りが1人で出来るかどうかというポイントになります。
6カ月を過ぎているか、自分でしっかりと寝返り、寝返り返りが出来るかをクリアしていて初めてうつぶせ寝に対して安心して良いだろうという段階になります。
うつぶせ寝好きの赤ちゃんには!うつぶせ寝したがる場合の防止方法と注意すること
我が子も寝返りが出来るようになってからはうつぶせ寝が大好きです。1歳10カ月になる今も進行形でうつぶせ寝をよくしています。
最もうつぶせ寝が危険なのは、新生児~生後6カ月頃ですが、その頃はうつぶせ寝はさせないように寝ている間もこまめにチェックをして、うつぶせ寝になっていたらすぐに元に戻すということを心がけていました。
どうしても初めての子供という事で、神経質になってしまうこともあり、寝不足を感じながらもこまめに起きて、うつぶせ寝を直して…という繰り返しでした。
けれど、生後6カ月をすぎてからは両方向にコロコロと寝返りが出来るようになり、その時はうつぶせ寝で寝ていたとしても気づいたらコロコロと移動して仰向けに戻っていることも増えてきたので、あまり神経質にはならなくなりました。
しかし、1歳頃までは突然死のリスクも少なからずあるので、あまりにも長時間うつぶせ寝になっていると感じた時には仰向け寝に戻すようにしています。
我が子はうつぶせ寝になり膝を曲げてお尻をツンと出したように寝る姿がお気に入りなようです。なぜこの姿勢が良いのかは分かりませんが、心地よく眠れるポジションなんでしょうね、この姿を見ている私もクスッと笑ってしまい、心が癒されます。
新生児~生後6カ月頃までのうつぶせ寝を防止する方法
うつぶせ寝をしても安心な時期になるまでは、こまめに様子を見に行く必要があります。けれども、パパ、ママが24時間体制でチェックしている訳にもいきません。
そんな時に試してもらいたいうつぶせ寝を防止する簡単な方法をあげてみますね。
壁ギリギリに寝かせる
これは、コロコロと左右両方に寝返りが出来てしまう赤ちゃんには効果が少ないですが、片方だけしか出来ない赤ちゃんにはオススメです。
寝かせる時には寝返りの出来る方向に壁が当たるように寝かせます。
すると、寝返ろうとしても壁が邪魔をしてうつぶせ寝を防止することが出来ます。両方に寝返りが出来るようになると反対側に転がってしまう可能性がありますので、別の方法を試してくださいね。
寝返り防止アイテムを使う
ベビー用品には寝返り防止アイテムも売られています。赤ちゃんが寝る位置の両側にクッションがあり寝返りを防止するアイテムです。
パパもママも赤ちゃんの両側にクッションがあるので、寝ている間に踏みつぶしてしまう危険も減りますのでみんなが安心して寝られますね。
うつぶせ寝させるときに注意しておくこと
我が子がうつぶせ寝すをるうえで私が注意していることがいくつかあります。
布団の種類、周囲のもの、この2つに気を付けています。
布団の種類
我が家は子供、私、旦那の3人家族です。和室に布団を敷いて寝ています。私たち夫婦は普通の敷布団に羽毛布団、寒い時には毛布を使っています。けれども、子供には、ベビー布団のセットを使って寝ています。
大人が使う普通の敷布団は柔らかくてうつぶせ寝になってしまうと顔が埋もれてしまう危険があります。ですから子供はベビー布団の上でしか寝かせないように心がけています。掛け布団や毛布も同様です。羽毛布団は子供には使わず、毛布もベビー布団用のものを使っています。
周囲に余分なものを置かない
子供が寝ている布団の周囲には余分なものを置かないように気を付けています。
どんなものがどんな危険を呼んでしまうかが分かりません。寝る時に子供がぬいぐるみを抱っこして寝る時もあります。けれども、ぬいぐるみが原因で窒息してしまう危険もあります。
寝付いたなと思ったらすぐに片づける。危険要素を減らす事を常に意識して就寝するように心がけています。
悪いことばかりではない!赤ちゃんがうつぶせ寝するメリットとデメリット
ここまで赤ちゃんのうつぶせ寝の危険と回避方法について紹介しましたが、うつぶせ寝はデメリットばかりではありません。
6カ月を過ぎて、自分でしっかりと寝返り&寝返り返りができるようになれば、うつぶせ寝をしたがる赤ちゃんの場合はできるだけさせてあげましょう。
その前に、赤ちゃんのうつぶせ寝のメリット・デメリットはチェックしておくと良いですよ。
メリットは睡眠の質と呼吸
うつぶせ寝の1つ目のメリットは、睡眠の質が良くなるということです。赤ちゃんがうつぶせ寝をするときには、ほとんどがギュッと体をまるくして寝ます。この姿勢がママのお腹にいる状態に近いため安心して眠ることが出来るのです。
そして2つ目のメリットは、うつぶせ寝をしていると、赤ちゃんは呼吸がしやすくなります。呼吸がしやすいと深い眠りにつくことが出来ます。ですから夜泣きの減少にもつながります。
他にもこんなメリットがあります。
- 頭の形がいびつになりにくい、後頭部絶壁を防ぐ
- 授乳後のげっぷが出やすくなり、吐き戻しが減る
- うつぶせ寝は自然に筋肉が鍛えられ、首すわり、お座り、ハイハイなどの筋肉が発達しやすい
デメリットは命に関わること2つが特に注意!
- SIDS:乳幼児突然死症候群のリスクを高めてしまう
- 布団や毛布で窒息する危険がある
- ママ、パパが心配で様子をみることで落ち着かない・睡眠不足・ストレスになる
- 癖になってしまう
- 歯並びが悪くなるという説もある
- あごの形が悪くなるという説もある
うつぶせ寝のデメリットは、大きくはSIDS:乳幼児突然死症候群と窒息の危険性の2つです。
まとめ
赤ちゃんのうつぶせ寝はパパ、ママが注意しっかりと気を付けていれば危険なことばかりではありません。赤ちゃんの質の良い眠りにもつながります。
うつぶせ寝に最も気を付けなければいけない時期や防止方法をしっかりと理解したうえで赤ちゃんをぐっすりと寝かせてあげられるとよいですね。