赤ちゃんがいつから喋るようになるかは、かなりの個人差があります。
性別によっても違いがありますし、赤ちゃんの性格によっても変わります。でも、やっぱり周りの子が喋り始めると「うちの子ちょっと遅いかも…」と不安になりますよね。
我が子は周りと比べてもお喋りできるようになったのが早く、1歳半検診で保健師さんにかなり驚かれたほどでした。そんな我が子と日頃どうやって過ごしていたかをまとめてみました。
一般的なお話
喋りはじめの平均は1歳前後から
赤ちゃんが自分で立ったり歩いたりできる1歳頃から意味のある言葉を喋り出す場合が多いようです。そして約9割の子たちが1歳5か月までには何らかの単語が喋れるようになっています。
喋り始める時期は赤ちゃん次第
冒頭でも記述しましたが、喋りはじめというのは歩き始め以上に個人差が激しいと言われています。
なかなか喋り出さず、子供に喋るのを強制させていると逆に喋ることにプレッシャーを感じるようになり、ますます喋らなくなるケースもあるので、自分から「声を出すのが楽しい!会話できることがうれしい」と思ってくれるようになるまで、気長に待ちましょう。
我が子の場合のおしゃべりスピード
まず、我が子の場合ですが女の子でとにかく人見知り・場所見知りが激しく、日頃から家の内外関係なくママパパべったりです。神経質で何事にも敏感過ぎるほどに反応します。
そんな性格だからか、産まれてからつい最近(1歳9ヶ月)まで1人遊びが出来ませんでした。いわゆる典型的な手のかかる子です。
話すきっかけはママの口癖
1歳と同時に「ママ」と言うようになりましたが、あまり意味は解っていないようでした。
その後、声を出すことが楽しくなってきたのか「リロリロリロリロ」という謎の言葉を1日中発するようになりました。
しかし、すでにこの頃から怒っている時や嫌なことがある時に声を発することで相手に知らせるようになっていました。例えば怒ったときは短く「バッ!」と大きい声で言うようになりました。
そして、1歳2か月頃から空の積み木の箱を触って「ないね~」と言うようになりました。これは私が毎回積み木遊びの時に話している言葉でした。
それをきっかけに私の口癖を真似するようになりました。
一気に喋るようになった1歳4か月
1歳4か月で意味のある「ママ」が言えるようになった瞬間、いろんな言葉が溢れてきました。恐らく言葉を話せば相手に伝わるということが理解できてきたのでしょう。
「あった」「できた」「ないね」「わんわん」が言えるようになり、1歳5か月には「ママいない」という2語文まで喋れるようになっていました。
我が子は形容詞や形容動詞を覚えるのが早く「大きい」「小さい」「きれい」「かわいい」「怖い」という言葉と覚えたキャラクターの名前や動物・色の名前を組み合わせて2語文を喋るようになりました。
会話ができるようになってきた1歳6ヶ月
この頃には自分の気持ちを言葉で表現できるようになってきたため、多少の会話ができるようになりました。
例えば私が「これやるの?」と聞けば「やる」と返ってきたり、「どれがいい?」と聞けば「これ」と選ぶことが出来たり、「傘重いね~」「ぽんぽん(お腹)痛い」「ねんねする」といった感じで私の問いかけに対して答えることができたり、
自分がやりたい事、感じていることを口に出して表現するということが当たり前になってきました。
1歳8ヶ月で7色と10までの数字、50以上のキャラクターをマスター
ここからは単語を覚えるスピードが尋常じゃないぐらい早かったです。というより、単語自体は前から覚えていたけどそれを声に出せなかったのが出せるようになっただけだと思います。
偶然かもしれませんが3語文(ママこっちいないね等)も出るようになり、今までママべったりで手のかかる子だなと思っていましたが、会話できることで随分と育児が楽になりました。
我が子とどう接してきたか
テレビを一緒にたくさん見ていた
赤ちゃんの頃からテレビを見過ぎると言葉の発達が遅くなったり子供の発育に悪影響だという話をよく聞きます。しかし我が子はテレビのおかげで喋るのが早いのだと思っています。
我が子は何でもママと一緒じゃないとだめだったので、不器用な私はうまく時間が潰せず、よくテレビを見ていました。当然、我が子と一緒に見ます。
「○○かわいいね」とか「○○でてきたよ」とかテレビに映ったものを声に出しながらずっと見ていました。
それと、テレビで流れているお歌も我が子的には聞いているだけではダメらしく、テレビと一緒にママも歌わないと怒ります。でもそのおかげでお歌もママの声で覚えることができたのです。
本をたくさん読んであげていた
最初はスタンダードな絵本から始めました。生後6ヶ月辺りから図書館で開催されている絵本の読み聞かせに通うようになり、そこで我が子の反応が良かった本を買い、家でも読んで聞かせていました。
当時はパラパラと紙をめくってばかりで内容は…でしたが、それでも本を読み続けていました。
そのあと、よく見るテレビ番組の子供雑誌やキャラクターのぬりえを絵本替わりに与えてみるとこれが大ヒットでした。1日中その本を持ってきて読め読め攻撃に遭っていました。
しかし、これのおかげで色やキャラクターを覚えるのが異常に早いのだと思います。
我が子に話しかけることが多かった
我が子の性格から常にママべったりだったので、必然的に我が子に話しかけることがとても多く、寝ている時以外は1日中話しかけていたように思います。
家事をするのも抱っこしながらだったので、「あっちっちだね」「にんじんさん切るね」と言いながら料理したり、「今から服をあわあわさんするね」と言って洗濯したり、とにかく私がやること全てを声に出して我が子に報告しながら家事していました。
やっぱりママの声が一番!
結局、我が子がなぜこんなに喋るのが早いのかというと、産まれてからずっとママパパべったりな我が子にひたすら毎日言葉を浴びせていた結果だと思っています。
絵本をパラパラめくるだけだったのに、今では次の展開を先に読んでしまうほど完璧に内容を覚え、声に出して読んでいます。
お歌も私が子守歌として毎日のように歌っていた「チューリップ」は完璧に歌えますし、「ぞうさん」や「ちょうちょ」等普段何気なく歌っていた歌も覚え、楽しそうに歌います。
挨拶の言葉は意図的に覚えさせましたが、それ以外は勝手にしゃべりだした言葉がほとんどなので子供って毎日の何気ないことも全部吸収しているんだなと実感しています。
何より、いつも聞き慣れていて安心するママの声は何よりも子供に入りやすく、覚えやすいのだと思います。
今ではお喋りすごいね!と言われる我が子ですが、喋りはじめは周りの子の方が早いぐらいでした。しかし、一度喋り始めるとどんどん覚えていた言葉が花火のようにポンポン出るようになりました。
なかなか喋り出さない子もきっと何かのきっかけで言葉が出て、それがママに伝わった!という実感が出れば自然と喋るようになると思います。いっぱい話しかけてあげてくださいね。