胎教といえば、一時期「胎教にモーツァルトを聞かせると天才になる」というのが流行ったこともありましたね。
しかし今は「胎教=お腹の中から始める教育」という考えよりも「胎教=赤ちゃんのためにママが精神を安定させること」という考えが主流になっています。
今回はそんな胎教について、知識や効果、役立つ人気のグッズなどをご紹介していきます。赤ちゃんとママのための胎教について、ぜひ参考にしてみてくださいね!
胎教ってどんなもの?そのメリット・効果とは
胎教とは一体どのようなものであり、どのような効果をもたらすのでしょうか?そのメリットは赤ちゃん側とママ側の両方にあります。
ママ意識の芽生えを助ける胎教
女性がママになる瞬間は、一体どの瞬間だと思いますか?
妊娠がわかった時、胎動を感じた時、出産した時・・・それは人によって異なるものだと思いますが、赤ちゃんを自分のお腹に感じ、お腹の赤ちゃんの存在を意識した時こそが、誰もがママになる瞬間ではないでしょうか?
胎教とはどのようなものかといえば、赤ちゃんのためにママが心の安定している生活を送っていれば、それは「胎教」です。
つまり、「赤ちゃんのために」という意識と、自分自身がリラックスできる環境を作ることの2つのポイントを抑えていれば、全て胎教になっているということですね。
妊娠中から胎教を行うことで「ママである自覚」が早くから芽生えるのも胎教のメリットといえます。
胎教は“居心地のいいお腹”を作る
胎教の効果として、生まれてから夜泣きが少なくなったり好奇心旺盛な子になるということが言われたりしますが、これは残念ながら確実な科学的根拠はありません。
しかし、妊娠中ママがストレスの感じる生活を続けていると、ストレスにより血管が収縮し、血液から胎盤を通じて送っている赤ちゃんへの栄養が減ることにより、早産や低体重の赤ちゃんが生まれるリスクが高くなる影響があります。
逆に、ママが精神的に安定した生活を送ることは、赤ちゃんの成長にいい影響をもたらしてくれます。
ストレスが少ないことで血流がよくなったり、リラックスしたときに分泌されるドーパミンやβ-エンドルフィンのような幸せホルモンも胎盤を通して赤ちゃんにしっかりと伝わります。
つまり胎教は赤ちゃんにとって、成長や発達を助ける居心地のいいお腹作りをお手伝いしてくれるものなんですね!
胎教に良いことは?やり方は大きく分けて3つ
では実際に胎教を実践してみましょう!その方法は大きく分けて3つあります。
赤ちゃんの音をきく
妊婦健診に行くと、赤ちゃんが元気かどうか先生が心拍を聞きますよね?
お腹が大きくなった6~8ヶ月ごろになると、自宅でも聴診器などを使って赤ちゃんの心音が聞くことができます。
赤ちゃんの命を感じるいい胎教になる上、妊婦健診まで赤ちゃんが元気か心配になってしまうという妊婦さんにとっても安心できるいい方法です。
赤ちゃんにママの声を聞かせる
赤ちゃんは生まれる前からママの声を覚えているため、お腹の中で慣れ親しんだママの声を聞くと安心して泣き止むというのも有名ですね。
普通に生活していてもママの声は赤ちゃんに届いていますが、赤ちゃんに向けて語りかけたり、本を読むなどしてあげることはとてもいい胎教になります。
お腹を通してふれあう
赤ちゃんの胎動が激しくなってくると、キックゲームというものでコミュニケーションをとることもできるようになります。
方法は、赤ちゃんがお腹を蹴ったらその場所をトンと叩いて返すというもの。
赤ちゃんがさらにキックを返してくれたら褒めてあげるのもいいですね!慣れてきたら2回叩いて赤ちゃんに2回キックしてもらうなどレベルアップしていくのもまた楽しいですよ!
胎教に役立つおすすめグッズ
何も使わなくてもできる胎教ですが、胎教グッズを使ってみるとより楽しくなります。赤ちゃんとママの2人でも、パパを交えて3人でも楽しめる胎教グッズをご紹介します。
一番人気の聴診器!
赤ちゃんの心音が聞ける聴診器はとても人気のある胎教グッズです。
先ほどもいったように、赤ちゃんが元気に心臓を動かしている音を聞くことで、ママの安心にもつながりますね。また、聴音部が二つあるタイプもあるので、パパと2人で赤ちゃんの心音に耳を傾けることもできます。
【聴診グッズ【心音ちゃん】ひとり用 】
【聴診グッズ【心音ちゃん】ふたり用】
リラックス効果抜群!胎教オルゴールアクセサリー
オルゴールの音は心地いい眠りを助けてくれたり、リラックス効果も抜群ですね。
見た目にもかわいいアクセサリー型のオルゴールは、ちょうどオルゴールの部分がお腹のあたりにくるデザインになっています。赤ちゃんと自分のためにママが買うのもいいですが、妊娠した方へのプレゼントとして贈るのもまた素敵ですね。
【胎教オルゴールアクセサリーBOLA(ボーラ)】
パパの声も届く?メガホンで赤ちゃんに話しかける
「胎話」をするのに役立つ胎教グッズもあります。ゴムのチューブのメガホンのようなもので、一方をお腹にあて、赤ちゃんに話しかけます。
赤ちゃんがお腹にいるうちは、ママは胎動などで赤ちゃんを感じることができますが、パパが赤ちゃんを感じることはなかなか難しいですよね?
そこで、グッズを使って楽しんで赤ちゃんに話しかけることによって、パパであるという自覚をもつことができ、生まれた後もスムーズに育児に参加できるというメリットもあるのでおすすめです。
テレビでも紹介された胎教グッズ【はじめてトーク】
まとめ
胎教とは、赤ちゃんのためのものであり、ママのためのものです。
あくまでも「これをしておけば赤ちゃんが天才になる」というものではなく、ママのリラックスが赤ちゃんにとって居心地のいい環境をつくり、その結果赤ちゃんがのびのびと成長することにつながるということを頭に入れておきましょう。
妊娠中の方の中には、お腹の赤ちゃんに話しかけるのはどうも苦手だという方もいるかもしれません。その場合はもちろん無理に話しかけを行おうとストレスに感じる必要はないですよ!
こちらで紹介したように、胎教には色々な方法がありますので、音楽を聴いてお腹の中の赤ちゃんと一緒にリラックスしたり、お腹に手を当てて胎動を感じたりするだけでも十分です。
ママと赤ちゃんで、たまにはパパと一緒に、今しかできない胎教をグッズなどを使って、楽しんでみてくださいね!