生後6ヵ月という月齢は節目のひとつ。
今まではホニャホニャした“ザ・赤ちゃん”の状態から身体も心もグンと発達し、毎日見ているママ、パパもビックリするぐらい成長を感じ取れる時期です。
今回はそんな成長期の赤ちゃんはどう変化していくのか、さらに好奇心や知育を伸ばせるオススメのおもちゃ&赤ちゃんとの遊び方も一緒にご紹介していきます。
生後6ヵ月の赤ちゃんはどんな時期?成長からオモチャや遊び方を考えよう!
体重は生まれたときよりも約2倍近くなり、ぐんぐん成長する生後6ヵ月。赤ちゃん自身にはこんな変化があります。
身体の成長・自分で動けることが楽しくなる時期
- 寝返りをマスターする
- ハイハイやずりばいを始める
- 歯が生え始める
- 自分でおすわりできる
- 腕や指の力が強くなる
- 目につくもの、気になるものを何でも口に入れる
今までは抱っこかねんねだった赤ちゃんが、寝返りやハイハイ、ずりばいが出来るようになるので、自分で動ける楽しさを感じ始める時期です。また腰がすわって自分でおすわり出来るようになるので、両手を使った遊びが始まるのもこの頃から。
離乳食も始まり、歯もどんどん生えてきます。それにともなって歯が生えるときの歯ぐきのむずむず感や、痛みを感じて不機嫌になることも多いので様子をみながら歯固めを与えるのも良いですね。
こころの成長・ママ構ってよ〜!赤ちゃんの感情が複雑に
- 人や場所の区別がつくようになる
- 人見知りをするようになる
- 自分のからだ(指・手・足など)に興味を持つようになる
- 夜泣きがはじまる
- 喃語(なんご)が増え始める
今までは不快感や本能だけで泣いていた赤ちゃんも「寂しい・甘えたい・構って欲しい」という感情が入った泣き方をするようになります。
視覚、聴覚が発達し、場所や人の区別がつくようになるため人見知りが始まったり、ママの姿が見えないと泣いて探しまわる“後追い”が始まるのもこの時期。そして夜泣きがスタートするのも大体この時期が多いです。
「じゃあ生後6ヵ月って、ちょっとしんどくなる時期なんじゃないの?」と思うかもしれませんね。
確かに今までの赤ちゃんの反応とは少しずつ違ってくるので、ママが赤ちゃんの成長に慣れるまではしんどく感じることも多いでしょう。急に夜泣きを始め、おっぱいをあげても泣き止まない状態にママの疲労が重なることも。
育児本に流されない!が大切
色々出来始めることが増えるにつれて、うちの子まだコレが出来ない…とママが落ち込みやすいのもこの時期。
しかし、育児本に書いてあるのはあくまで“目安”。
寝返りだって3ヵ月でする子もいれば10ヵ月でする子もいる、離乳食も食べる子はいくらでも食べるけど、二歳になってもほとんど食に興味を示さない子もいます(我が子です)。
焦ってしまう気持ちは分かりますが、いつかは皆同じように歩いてご飯を食べるようになります。
スタートが早ければ良いというものでもありません。赤ちゃんは日々少しずつ確実に成長しているので、それを見逃すのはもったいない!育児本に流されそうになったらしばらく読まないことをオススメします♪
赤ちゃんのおしゃべり“喃語”で疲れも吹き飛ぶ
この頃から喃語(なんご)という「バブバブ」と赤ちゃん特有のおしゃべりのような声がどんどん出てきます。
これがもう本当に可愛い!!
私自身、子どもの夜泣きが始まり日中もしんどいと思うことが多々ありましたが、こっちを向いて「ママ、ママ」と呼びかけるような喃語が本当に可愛くて、疲れが和らいだり気持ちが落ち着いて、また頑張ろうと自分を奮い立たせたりしました。
6ヵ月の赤ちゃんが喜ぶ「おすすめオモチャ」「手作り遊び道具」と「遊び方」
ここからは私自身が実際使って良かった6ヵ月の赤ちゃんに「オススメのオモチャ」や「簡単な手作りオモチャ」、また「赤ちゃんが喜ぶ遊び方」をご紹介します。
赤ちゃんが食いついてくれるだけでなく、パパやママと楽しめるものですので、ぜひ一緒に遊んでみてもらえたらと思います。
1)興味津々で手を伸ばしたり掴んだりして遊ぶ、定番の「ゆび人形」
昔からあるおもちゃのひとつ、ゆび人形。
指一本一本で違う動物さんがそれぞれ動くことが赤ちゃんにはとっても面白いようで、我が子も興味津々で不思議そうに手を伸ばしたり掴んだりして遊んでいました。
とってもベタですが、それぞれのキャラクターによって「○○ちゃん、こんにちは」の声色を変えるとよく笑ってくれました。
2)一人遊びグッズとしても◎「布絵本」
布絵本はさわるとカシャカシャと音がしたり、また絵本の中のモチーフを自分で取ったりくっつけたりすることも出来るので、まさに興味津々時期の赤ちゃんの聴覚・視覚・動作を刺激するオモチャです。
文字はなくても絵だけで創作読み聞かせをしてあげても良いですし、自分でめくる楽しさも含まれているので一人遊びグッズとしてもオススメ◎
もちろん肌に触れても痛くない布やフェルトで出来ているので赤ちゃんに安心ですね。裁縫好きなママさんは布絵本を手作りする人も多いですよ。
3)ベビーカー用オモチャ・歯固めなどに、赤ちゃんが虜になる「オーボール」
ベビーカーなどにぶら下げているママさんも多い、オーボール。
赤ちゃんが掴みやすい細さと穴の空き具合、くにゃくにゃする感触がとても面白いのでオーボールのとりこになる赤ちゃんは多数。少し噛みづらそうですがオーボールを噛み噛みしている赤ちゃんをよく目にするので、歯固めとしても使えそうですね。
ビーズの入ったオーボールは音が鳴るのでガラガラ変わりにも出来ます。柔らかい素材で安心ですので、赤ちゃんとキャッチボール感覚で転がし遊びをすることも出来ます。
4)ねんね期~つかまり立ちの時期まで遊べる「6WAYジムにへんしんメリー」
これは我が子(というより私)がたくさんお世話になった、6wayの変身するメリーです。
ねんね時期は上部を取り外しまわるメリーとして、おすわり時期は両手を使って音の鳴るボタンを押してみたりぶら下がるおもちゃの下をトンネルのようにくぐったりして楽しんでいました。
またつかまり立ちの時期にもつかまり棒として使えるので、本当に長い期間遊んでもらったオモチャです。我が子はわりと集中して遊んでくれていたので、その間に家事をしたり用事を済ませることが多かったです。
5)赤ちゃんにとって最高に不思議なおもちゃ「鏡」
鏡自体はおもちゃではなく日用品ですが、赤ちゃんは以外となんてことない日用品が大好き。中でも自分の顔がうつる鏡は、赤ちゃんにとって最高に不思議なおもちゃのひとつです。
ただ大人が使う鏡は割れてしまう可能性があって危険なので、もし鏡に興味を示したらオモチャの割れない鏡を渡してあげて下さいね。100均に貼るタイプのシート鏡も売っているので、壁や冷蔵庫の壁面に赤ちゃんの目線の位置で貼ってあげるというのもオススメです。
6)手作りおもちゃ① カンタン!日用品で作る「ペットボトルマラカス」
子育てをしていて感じたことは赤ちゃんは市販のオモチャよりも日用品や大人が使っている何てことないものに食いつきます。
中でも0歳児にダントツ人気なのがペットボトル!
飲み終えたペットボトルをキレイに洗って十分に乾かし、その中にビーズやキラキラのモールを入れるだけで、ペットボトルマラカスの出来上がり♪
簡単かつ、ペットボトル大好き赤ちゃんにはかなり喜ばれます。振っても、外から見ても、かじってもOKのペットボトルマラカス、ぜひ作っていただきたいひとつですね。我が家はバージョンを変えて3本作りました。
注意
※キャップが開かないよう、しっかり締めてテープ等で固定して下さい。
7)手作りおもちゃ② ティッシュの空き箱で作れる「布いろいろティッシュ箱」
こちらもとっても簡単な手作りオモチャです。
ティッシュの空き箱を用意し、その中に使っていないハンカチやタオル、小さなぬいぐるみなどを詰めるだけ!
次は何が飛び出してくるかな?と、ワクワクしながら引っ張り出して遊んでくれますよ。念のためティッシュの取り出し口でケガをしないように、テープ等で覆って保護&補強しておきましょう。
何か静かにしているなと思ったら、ティッシュを赤ちゃんに全部引っ張り出されて、あ〜〜〜!となった経験はママなら誰しもありますよね。
それならティッシュの空き箱に色々なものを詰めておけば引き出す楽しみもあり、ママもストレスフリー。箱がつぶれても替えがききますし、かさばらないのでぜひお試し下さいね。
誤飲に注意を!床に落ちているものに気をつけて
目につくものを何でもかんでも口に入れ始める時期でもあるので、小さいオモチャやビーズ、おはじき、乾電池を飲み込んでしまったら大変危険です。
なるべく床には置かないよう対策をすることと、コード類も垂れ下がらないようにする工夫が必須。お家の中対策も同時に始めていきましょう。
赤ちゃん用のオモチャは色んなものがありますが、月齢によって手に取るものが様々です。先週までブームだったものが今週は変わっているなんて当たり前。
次から次へと買ってしまうとあっという間にお家がオモチャ売り場のようになってしまいますので、実際オモチャコーナーのお試しで試してから買ってみるのも良いですね。
また児童館や支援センターにもたくさんのオモチャが用意してあるのでそこで遊んでみてから考えても良いですし、「ここは○○で遊べるところ!」というふうに買わずとも上手く児童館等を利用するにもアリ!
お外への散歩はリズム作りとストレス発散にちょうどイイ♪
赤ちゃんにオモチャを与えていても、以外と遊び方が分からないというママさんも多いのではないでしょうか。
家事もこなさないといけないので、オモチャを与えて一人遊びをしてくれている時間も大切ですし、実際こういう風に遊べるんだよ〜とデモンストレーションしてみせるのも赤ちゃん自身の遊びのバリエーションが広がります。
また、お家の遊びやおもちゃに飽きてしまったらお買い物ついででも良いので一緒にお外に散歩に出かけましょう。
ベビーカーに乗せてお外に出るだけでも良いのです。太陽の光を適度に浴び外気に触れることで赤ちゃんの刺激になり、生活のリズムも整います。もちろんママのストレス発散にも◎ですので、積極的に赤ちゃんと遊びに出かけて欲しいと思います!