妊娠中にやりたいこと、ありますか?その中に「映画を鑑賞する」という項目があるのなら、これから紹介する映画も是非そのリストにいれてみてください。

洋画、邦画、アクション、近未来、感動系の中から実際私が見た、「妊娠中に楽しめる映画」を紹介します。

完全に一個人の感想となりますが、どれも勇気をもらったり、ワクワクしたり、ジーンとしたり、ほっこりしたりして、観た後はきっとマタニティライフが今よりちょっぴり楽しくなりますよ!

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自宅ではなく映画館に見に行く時の注意

公開中の映画を鑑賞しに映画館に行く際は、以下の点に気をつけましょう。

席は出入り口の近く

妊婦さんはトイレが近いものです。出入り口に近くトイレにもアクセスしやすい席だと鑑賞中でもさっと出ることができますので、おすすめです。

安定期、体調のよいときに行こう

約2時間前後の時間、ずっと席に座って同じ姿勢で観続けるということは妊婦さんにとって結構ハードです。体調が優れない時は鑑賞を控え、体調が良い時に行きましょう。

一枚羽織るものを持っていこう

館内は空調が管理されていますが、それでもずっといると身体が冷えたりする場合もあるので、一枚羽織るもの(カーディガンやストールなど)があるといいですね。クルクルっと丸めて、背中やお尻に当てれば、身体をちょうどいい具合に支えることができます。

自宅でDVD鑑賞したい妊婦さんにオススメ映画!妊娠中・出産前に見るべきオススメ映画5本!

映画館で現在公開中の映画を見るのもいいですが、お家で気兼ねなくまったりとDVDを鑑賞するのもいいですよね。

以下は私が実際見た映画です。国民的人気のある映画や懐かしい絵本が原作の映画まであります。気に入った作品があったら是非チェックしてみてください。

洋画

妊娠中におすすめの映画はたくさんあります。「JUNO(ジュノ)」「かぞくはじめました」「理想の出産」などがありますが、中でも私がおすすめなのは「ファーゴ」です。

ファーゴ

借金返済のため偽装誘拐を起こしたのがきっかけで凶悪殺人事件へと発展してしまうミステリーサスペンス。フランシス・マクダーマンド、スティーブ・ブシェーミほか出演。第69回アカデミー賞2部門受賞作品。

コーエン兄弟による傑作の映画です。この映画ででてくる妊娠中の女性警官はジョエル・コーエンの奥さんフランシス・マクドーマンドですが、この人が演じる警官がなんといってもタフ!

妊娠しているのに寒い雪空の中を車で運転したり(大丈夫かなとハラハラしましたが)、丁寧に聞き込みをしたり、とにかくパワフル&たくましい。これを観た時、すごい!と感心しました。

途中、お腹が張って辛かったり、気持ちの悪いものを見てつわりをおこしちゃったりと、妊婦さんなら「あるある!」というシーンもあったりで、妙に親近感湧きます。ジャンクフードを頬張るシーンも「食べたくなるんだよね」と共感。

全てが終わり、最後に自宅の寝室で夫とベッドで寝る前に交わす会話がとてもほっこりして、胸にジーンときます。お腹のたくましい命とともに頑張る女性警官の姿、おすすめです。

邦画

邦画も妊婦さんおすすめの映画があります。「うまれる」「ハラがコレなんで」など。その中でも私は以下の映画をおすすめします。

魔女の宅急便

幼い頃一度は観たことがある映画ではないでしょうか。私もこの映画が大好きで、こどもの頃から何度も観ました。大人になり、また違った視点から観ることで色々な発見があって面白いです。

ここでは妊婦のオソノさんが本当にたくましいです。パン屋の女将として毎朝早くからパンの支度などで忙しいのに、知り合いがほとんどいない街にやってきたキキをさりげない優しさで包み込むところなんか、愛情面でとても勉強になります。

冒頭から馴染み客の母子におしゃぶり届けにいくシーンなんかは、大きなお腹を抱えてものすごい数の階段を昇り降りしなければならない訳で、「え?!大丈夫なの?!」と思ってしまいますが、「あーあ、しょうがないなあ」とサクッと届けにいこうとするのですよね。

肝っ玉母ちゃん的存在のオソノさん。なにが起ころうとどーんと構えている余裕さ、今一度、今度は母になる目線でチェックしてみてはいかがでしょうか。

アクション

アクション系はママのハラハラ・ドキドキが、お腹の赤ちゃんに影響があるかもと心配されるかもしれません。ママがリラックスして楽しく鑑賞できるのが一番ですので、ハラハラドキドキしすぎてお腹が張ってしまうということがない程度に、鑑賞してみてください。

これから紹介する映画はアクションもありつつのクライムサスペンス映画で、ドキドキハラハラ感たっぷりですが、どんな状況でも力強く生きようとする妊婦さんに勇気をもらうことでしょう。

誘拐犯

『トラフィック』で本年度のアカデミー賞助演男優賞を受賞したベニチオ・デル・トロ主演によるクライム・アクション映画。その日暮らしのアウトローたちが胎児誘拐を企て、大富豪の子供を身ごもる代理母(ジュリエット・ルイス)を拉致。しかしその大富豪は裏社会の顔役であったことから、逆に彼らは命を狙われる羽目になる。

この映画では妊婦さんが代理母という形ででてきますが、命を宿している女性として気持ちが入り込んでみてしまいました。

臨月の女性にとって到底受け入れられないような環境にあっても、なんとか必死に生きようとするジュリエット・ルイス演じるロビンが美しいです。

代理母ですがお腹の子に対して母性本能が目覚め、こどもを守ろうとする心情が生まれてきます。もうすぐ生まれてくる命、母子を取り巻く銃合戦、生と死が交互に入り乱れて迫ってきます。そして、生まれてくる命への感動は熱いものがこみあげてきます。

感動

妊娠中に心に響く映画を見て泣いたり笑ったりすることは、ストレス発散という意味でもおすすめです。あんまり笑いすぎてお腹を痛めてもよくありませんが、適度に涙を流して笑って、ストレスを上手に発散していきましょう。

次に紹介する映画は近未来のお話です。が、将来的にないとはいえないテーマをベースに、新しい命について考えさせられる映画です。

トゥモロー・ワールド

子供が誕生しなくなってしまった2027年の近未来を舞台に、人類存亡の《鍵》を巡る攻防を描いたアクション・エンターテインメント! 西暦2027年、人類にはすでに18年間子供が誕生していなかった。このままでは、この地球を引き継ぐべき人間はいずれ消滅してしまう・・・。

赤ちゃんという命ある存在は本当に尊いと純粋に思える映画です。話が進むにつれてぐいぐい引き込まれ、クライマックスのシーンは息を呑むものでした。赤ちゃんの泣き声が響き渡る場面など、ほとんど画面は色彩を失っているのに、どうしてこんなに希望の光がキラキラとあふれているのだろうと感動しっぱなしでした。

この映画は長回し撮影シーンがあることで有名です。また、盛り込まれているテーマ一つ一つが、私たちとは決して無関係ではない、むしろ一人一人が考えていかなければならないものばかりです。将来自分のこども、未来の子どもたちになにが残せるのだろうという課題としてもこの映画、おすすめです!

アニメ

最後に紹介するのは乳幼児でも楽しめるアニメ作品です。赤ちゃんが生まれたらアニメを観る機会が今よりも増えるかもしれませんよね。

私もこどもが生まれてから随分幼児向け番組やアニメには詳しくなりました。生まれた赤ちゃんが成長した時に親子で楽しめるよう、ちょっと先の予習をしておくのもいいですね。

おさるのジョージ

人気絵本「おさるのジョージ」を映画化した冒険アニメ。閉鎖寸前の博物館を救うため、伝説の古代神像を探しにアフリカへ赴いたテッドは、ジャングルで人懐っこい子猿・ジョージと出会い意気投合するのだが…。

もしかしたら幼い頃に原作絵本の「ひとまねこざる」シリーズを見たことがあるかもしれませんね。

好奇心旺盛なジョージと黄色い帽子のおじさんが繰り広げるお話は、こどもだけでなく大人もその世界に引き込まれていきます。

ストーリーだけでなく、この映画は映像がとても鮮やかな点もおすすめポイントです。ジャングルの自然豊かな色彩あふれる画と大都会のカラフルでポップな画の両方を楽しめます。

この映画でも、好奇心ゆえに騒動を引き起こしてしまうジョージが思いっきり描かれています。私はこの映画を観ながら日常の子育て生活を思い出して「ああ、なんかどこかで見たことのあるような光景だなぁ…。」と思いました。

しかし、色々な出来事を通して信頼関係を築いてきた黄色い帽子のおじさんとジョージの姿、ジョージに対するおじさんのフォローの仕方、意外とそこから子育てのヒントがありました。

子供の頃は黄色い帽子のおじさんをそんな風に見たことがなかったのですが、母になってからは「あ、これ子育てにおいてつかえそう!」という発見があって面白いのです。

ママになる前に、またママになってからは親子で楽しんで観てみてください。

マタニティライフを楽しんで

妊娠中は体重や食事の制限、運動制限、安静にしていなければならないなど、個人によって制限がある場合があります。でも、お医者さんから許可を得て大丈夫であるならば、アクティブに動くことなど、やりたいことをしてみてください。

そして、もし、妊娠中にやりたいリストの中に「映画館に行く・DVDで映画を観ること」が入っているのだとしたら、是非それをすることをおすすめします。

というのも、赤ちゃんが生まれたらなかなか映画館で映画を観るということや、ゆっくりDVDを自宅で鑑賞するということが難しくなってくるからです。

私も上の子を妊娠中に、夫と二人でエンターテイメントのショーを見に行ったことがありました。お腹の子も時々動いていたので音に反応しているのかな?と思いながら、一緒に楽しむことができました。そしてそれはとても貴重な体験となり、いい思い出になりました。

一人、あるいは夫と一緒にゆっくりなにかを楽しむという時間は妊娠中にできることの魅力の一つです。

まとめ

ここに紹介した以外にもたくさんいい映画があります。赤ちゃんが生まれていつか一緒に鑑賞できる日を楽しみにして、お気に入りの一本を探してみてください。

そして前向きにマタニティライフを楽しんで、日々の経験や感動が、きたる育児生活のエネルギー源となりますように。